太陽熱温水器(ソーラー)について

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太陽熱温水器(ソーラー)は、屋根などに設置し、太陽の熱エネルギーを集めることでお湯をつくる装置。おもにご家庭のお風呂や給湯に利用します。

設置場所にもよりますが、標準的な太陽熱温水器(ソーラー)で年間2,900~4,200kwの熱量を創出。この熱量を給湯に利用することで、ご家庭のガス代を年間50%~60%節約できるといわれています。

また、太陽熱温水器は家計に優しいだけではなく、「地球に優しい」システム。これまで電気・ガスに頼っていたお湯作りのうち約半分の量を自然の力で生み出しているわけですから、こんな画期的なことはありません。

太陽熱温水器(ソーラー)の種類

太陽熱温水器(ソーラー)の種類は、大別して「自然循環型」と「強制循環型」に分けられます。

自然循環型は、貯水槽の下に集熱板を取り付け、貯水槽ごと屋根の上に乗せるタイプ。構造がシンプルで、価格も30~50万円程度と手ごろなため市場に多く普及しています。一方強制循環型は不凍液を使用するため、自然循環型に比べ、冬場でも湯温が上がりやすく利用価値が高まります。

市場では設置費が安価でシンプルな構造の自然循環型タイプが多く用いられているようです。

太陽熱温水器(ソーラー)の経済性

「太陽熱温水器(ソーラー)って高いのでは?」という声をよく耳にします。確かに太陽熱温水器(ソーラー)は、設置時にまとまった金額が必要になりますが、設置償却年数からすると「そう高くない品物だ」とご理解いただけるはずです。一般的にお求めやすい価格の自然循環型太陽熱温水器の場合、設置償却年数は5年以下と言われています。

因みに、平均的な一般家庭(家族4人)の場合、ひと月のガス代は約1万前後。太陽熱温水器(ソーラー)を設置することで、そのうち約半分を節約できるため、年間で見るとかなりまとまった金額メリットが発生します。

太陽熱温水器(ソーラー)の設置

太陽熱温水器(ソーラー)は一般的に屋根の上に設置され、ステンレスワイヤーなどでしっかり固定されています。

しかし、ステンレスワイヤーは常に風雨にさらされているため、劣化は否めません。また、太陽熱温水器の部品も破損するおそれがあることから、設置後の点検は欠かせません。水漏れはしていないか、何か異常はないかなど、定期的な点検を心がけてください。

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